「対人賠償保険」って、いったいどんな時に、どんな場合に適用されるのでしょうか？
今回はその「対人賠償保険」についてお話したいと思います。
対人賠償保険は最も基本的な任意保険？
あなたが車を運転中に不注意で「他人」をケガを負わせてたり・死亡させてしまった場合、自賠責保険のみで補償しきれない時、この対人賠償保険はその「他人」に対して賠償責任を補償してくれる保険なのです。
ここで出てきた「他人」は事故した被害者だけでなく、あなたの車に乗っている、知人・友人の方も含まれます。
ただし、この対人賠償保険の契約者本人や家族は対象には含まれません。
例えば、あなたが契約者本人で車を運転中、同乗者にはあなたの子ども、あなたの友人、友人の子どもの計4人が乗っていたとします。そして、自動車事故が起きた場合、友人と、友人の子どもには自賠責保険と対人賠償保険は対応してくれますが、あなたと、あなたの子どもには対応してくれませんので、しっかりとその保険はいつ、どんな時、誰に補償してくれるのか。ということを認識しておきましょう。
事故が起きてからはじめて補償内容を知ったのでは後の祭りですからね。
対人賠償保険はどれだけの保険金額に加入したらいいの？
対人賠償保険の加入の必要性はもうお分かりかと思いますが、いざ加入しようとなった時、どれだけの保険金額にするのかですが、この対人賠償保険については「無制限補償」をおすすめします。
無制限補償に加入しておけば、他人への事故でケガを負った際の治療費・死亡時の補償等を全て補償してくれます。
万が一、対人・死亡事故であなたに100％の責任がある場合に十分な対応が出来るよう、備えはしっかりしておきましょう。
気になる保険料ですが、これは取り扱っている保険会社や車の車種などによって違いはありますが、仮に対人賠償保険金額3,000万円と無制限補償を比較してみますと、年間で数百円から数千円以内に収まるものがほとんどです。
この対人賠償保険を節約しようと思って保険料を安くして事故が起きなければいいのですが、もし事故を起こしてあなたに賠償責任が発生した場合、後悔しかすることが出来ません。
このようなことにならないように、「対人賠償保険は無制限補償に加入」しておきましょう。
どうしても対人賠償保険は無制限補償に加入すべきなの？
車は1年に数回しか乗らなくて、ほとんど車庫に置いている状態だからやっぱり無制限補償は勿体ないな。
そんな風に思っていらっしゃるあなたは、ひとまず低額な対人賠償保険に加入しておきましょう。
そして、その都度、必要に応じて賠償保険金額をアップさせていく方法でいきましょう。
中には保険契約中に契約の見直しを対応していない保険会社もありますので、加入の時には事前に保険契約の見直しが出来るかどうか確認しておきましょう。
無制限補償に変更しようと思っていたのに、うっかり忘れていたなんとことには決してならないよう、自己管理には気をつけましょう。
